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以前『C型肝炎と分娩方法』というタイトルでブログの記事アップしたんですが、C型肝炎キャリア妊婦への対応が確立されておらず、臨床データも出所違えばずいぶん変わるというこの状況を、今回の医師からの説明&情報が前回とはずいぶん違う内容だったことから痛感したので、再度、改訂版と題して記事をアップします。



より正確に「混沌とした状況」をお伝えできればなと!



そんな悩ましい現実ですが少しでもいい選択ができるように願いを込めて★





■C型肝炎キャリア妊婦の出産リスクについて■
一般的にはさまざまなデータ結果を平均したりおしなべて、感染率は10%程度といわれることが多いようです。そして、ウィルス量に比例して感染率も上がると。明らかに帝王切開の方が感染率は下がります。ほとんどのデータが感染率0%もしくは最高でも対象グループの3%程度という結果でした。しかし、患者の意思に任す、もしくは、帝王切開の対象にならないとガイドラインを定めている病院がほとんどのようです。私の病院も、選択は患者の意思に任すもので、推奨もしないということになっていると聞かされました。





データ1:厚生労働省発表平成18年版より抜粋
C型肝炎ウイルス持続感染者の母親84人から生まれた子供への感染のリスクは子供87 人(3 組が双子)を生後1年以上にわたって調べた結果、このうちの2 人(2.3%)にだけHCV の感染が起こっていました。なお、HCV に感染した子供も、しなかった子供も、とくに母乳による授乳制限などはしていないことが明らかにされています。このことは、母乳からの感染はほとんどないことを示しているといえます。また、別の調査から、子供にHCV の感染が起こってしまった場合でも比較的早期(生後2 年以内)にウイルスが身体から排除される場合もあること、また、子供の時は肝臓の病気が進みにくいために、成人してからで
もインターフェロンなどによる治療が可能であること、なども明らかになっています。さらに、C型肝炎の治療が急速に進んでいることも朗報です。これらのことは、HCV キャリアの女性でも妊娠、出産についてとくに心配する必要はないことを示しているといえるでしょう。


サンプルのグループが87人と小規模ですが、感染率は2.3%とかなり低いです。私たちは最初このデートを産科医のもとで提示されてました。


データ2:厚生労働省研究班(主任研究員:白木和夫鳥取大学名誉教授)が2004年までに全国5ヶ所の病院でHCVキャリア妊婦421人で調査

出生児41名で、感染が確認され、母子感染率は約10%であった。母子感染は、ウイルス量が多い場合に限られた。帝王切開術で生まれた児に感染例はなかった。母乳保育での感染は確認されなかった。母子感染した児のうち約30%は3歳までに血中ウイルスが自然消滅した。ただし、母子感染は、HCV RNA 量が、2.5×1,000,000 copies/ml 以上でおこる。しかし、現時点では母体がHCVキャリアであるということは、帝王切開を行う理由にはならないと考えられている。

この感染率10%程度というのがよく引用される数値のようです。肝臓内科医から聞いた数値もその程度だったような記憶が…そして、ウィルス量が感染に大きく左右するようです。しかし、このウィルス量の閾値もあいまいで文献によって違いますが、この2.5×1,000,000 copies/mlというのは最低量だと思います。


データ3:私が通う病院での肝炎キャリア妊婦への対応ガイドラインデータ

まず、感染率は帝王切開したキャリア妊婦39例中感染率は0%、経膣分娩したキャリア妊婦89例中約35.2%でうち約3割はのちにウィルスが消滅。また、HCV-RNA量(ウィルス量)が高値の場合は感染率が上がる。この高値とは10⁶(10の6乗)copies/ml以上とする報告が多い。


ここでの感背率になると約3人に一人が感染するというかなり高い報告です。ただし、このデータも他のデータと同じように、臨床対象となっている妊婦それぞれのウィルス量などが明らかにされていないので、正確には把握しきれないところもありますが、いずれにせよ、高い感染率に思います。また、ウィルス量との関係に関しては、これは、かなり上限を指しているようです。





最初、3%程度と聞かされ、次に10%、最後は35%とこの数値の差にはかなり開きが!だって桁が違う…しかもとらえ方が医師によりかなり違うので説明を受けたときの印象もずいぶん変わってしまいます。内科医の認識では10%の確率という認識のもとでもどんどん出産してください、自然に産んでくださいという言葉をもらったけど、産科医は帝王切開をすすめたわけではないけど、感染に関する認識はおしなべて慎重でした。

どちらの出産方法を選ぶかはほんと妊婦さん次第。どちらもメリット・デメリットあると思うし、肝臓の状態も人それぞれ。多くの方が自然分娩を選択されているのも事実です。ウィルス量も大きな要因になるというのも、また、事実。判断を患者側の意思に求められることも多いので、ある程度自分の状況や病院の対応範囲や対応基準など把握しているのが必要不可欠だと、自分の失敗から痛切に思います!私の失敗はなんといっても話し合いの時期。段階的にもう少し時間的に余裕をもって話し合っていたらもうちょい楽だったかも~でも結果的には肝臓の検査もきっちりして、ぎりぎりの段階でしたがよく話し合えたし、間に合ったということで良しとします(笑)


他にもたくさんのデータがあるし、もっと有効なデータが次々と発表されていくことになると思いますが、ここにあげた例が少しでも参考になればと思ってアップしました。もっと臨床結果が集計されて、原因も解明し、より安全で安定した対応が取られるようになること心から祈っています!!






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